先に結論
ファイルの日時、画像内の撮影日時、Googleフォト上の日時を、まず同じ一枚で比べます。
- 対象・確認環境
- Googleフォト・Takeoutから取り出した写真。
- 所要時間
- 未計測。データ量や環境により変わります。
先にやらないこと 違いの原因を確かめる前に、全件の日付を一括で上書きしないでください。
この記事の内容
パソコンに移した写真が、全部ダウンロードした日付に並んでいる。そんなときは、写真を一括修正する前に、一覧がどの日付で並んでいるかを確かめてください。 写真の中に撮影日時が残っていて、パソコン側の並び順だけが変わっている場合があります。
GoogleフォトやTakeoutから取り出した画像と、付属しているJSONはそのまま残し、確認にはコピーを使います。
表示名や読める情報は、環境・形式によって異なります。
写真の「日付」は一つではない
まず、次の三つを分けて見ます。
| 見ている日付 | 何の情報か | 確認する場所の例 |
|---|---|---|
| ファイルの作成日時・更新日時 | パソコンがファイルを管理するための日付 | ファイル一覧、ファイルの情報 |
| 写真に埋め込まれた撮影日時 | カメラなどが画像内に記録した情報。JPEGではEXIFが代表的 | 写真の詳細情報、画像情報を読めるアプリ |
| Googleフォト上の日時 | Googleフォトが写真に表示している日付 | 元の写真をGoogleフォトで開いたときの情報 |
EXIFは、画像の中に撮影日時やカメラ情報などを持たせる仕組みです。
Googleは、ダウンロードでファイル自体の日付が新しくなることがあっても、元からファイルに埋め込まれている日時は保持されると説明しています。Googleフォトで追加したコメントなど、元ファイルにない情報は、別のJSONファイルに書き出されます。Google公式のエクスポート説明
1 困っている写真を一枚だけ選ぶ
去年の旅行など、撮影時期が分かり、元のGoogleフォトでも見つけられるカメラ写真を選びます。スクリーンショットや受け取った画像は、あとで別に確認します。
次の四つをメモします。
- Googleフォトで表示される日時
- パソコンの一覧で表示される日付と、その列名
- 画像の詳細情報にある撮影日時
- 移行先アプリで表示される日時。まだ取り込んでいなければ空欄でよい
ファイル名が同じだけでは、同じ写真とは限りません。画像の内容も開いて確認します。
Windowsで見る項目
写真ファイルのプロパティや画像の詳細情報で、「撮影日時」に相当する項目を探します。「作成日時」「更新日時」だけを見て終わらないことが大切です。
Microsoftの撮影日プロパティは、画像のEXIFから取得する情報です。空欄なら「この画面では確認できなかった」と記録し、別の画像情報表示でも確かめます。Microsoftの撮影日プロパティの説明(英語)
Macで見る項目
画像を「プレビュー」で開き、ツールバーの「情報」ボタンからインスペクタを開きます。撮影日時に相当する情報を探し、Finderのファイル日付と分けて控えます。Appleのプレビュー操作ガイド
2 確認結果に合わせて次の作業を変える
撮影日時は正しく、ファイルの日付だけが新しい
まず一覧や移行先アプリの並び順を確認します。「追加した日」「更新日」などで並んでいれば、撮影日時で並べる設定があるかを探してください。
使いたいアプリで撮影順に表示できれば、画像を書き換えずに作業を終えられます。ファイルの日付もそろえたい場合は、画像内の日時修正と分けて進めます。
合成JPEGでの結果: 撮影日時を「2019年1月1日3時30分」としたJPEGをコピーし、コピーのファイル更新日時だけを2026年に変更しました。画像内の撮影日時と、内容から計算したSHA-256は変わりませんでした。
Googleフォトでは直っているのに、取り出すと昔の日時に戻る
以前、Googleフォトの「日時を編集」で日付を修正していないでしょうか。
Googleは、Googleフォト上の日時を変更しても、ダウンロードや他アプリへの共有ではカメラが記録した元の日時が表示される場合があると案内しています。Googleフォトの日時編集について
この場合は、次のように記録すると判断しやすくなります。
| 確認するもの | 記録例 |
|---|---|
| Googleフォトで表示される日時 | 2019年1月1日 3:30 |
| 画像に埋め込まれた日時 | 2018年12月31日 18:30 |
| 日付を直した記憶 | 海外旅行中のカメラ設定を、帰国後に修正した |
| これから表示したい日時 | 撮影地の現地時刻か、日本時間かを決める |
表は説明用の例です。時差や過去の修正を踏まえ、今後使いたい日時を決めます。
TakeoutのJSONも照合し、対応する画像の日時情報があるかを確認します。情報を画像へ書き戻すか、移行先で表示日時を直すかは、移行先の対応を確かめてから決めます。
撮影日時が見つからない
別の画像情報表示でも撮影日時を確認できなければ、元のGoogleフォト、端末に残っている元画像、Takeoutの付属情報を照合します。根拠を見つけられない写真は「日時未確定」として分けておく方が、誤った日付を全件に書き込むより後で整理しやすくなります。
ファイル名の年月日は、保存日や送信日の可能性もあります。撮影日と確認できたものだけを根拠にします。
数時間ずれる、前日や翌日に変わる
日付に「UTC」「GMT」「+09:00」などの表記があれば、時差をそろえて比較します。たとえば、2018年12月31日18時30分UTCと、2019年1月1日3時30分の日本時間は同じ瞬間です。この変換は合成データで確認しています。
ただし、すべての写真に9時間を足せばよいわけではありません。すでに日本時間のものや、撮影地の現地時刻が入ったものが混在している可能性があります。移行先だけがずれる場合は、まずそのアプリの表示時刻・タイムゾーン設定を確認します。
3 全体を移す前に種類の違う写真で確かめる
一枚で原因をつかめたら、次は手元にある種類を一つずつ確認します。
- 普通のカメラ写真
- Googleフォトで日付を直した写真
- スクリーンショットや受け取った画像
- 日付が切り替わる深夜の写真、海外で撮った写真
- HEIC、動画、Live Photosなど、JPEGと異なる形式
移行先に少数を取り込み、日時、表示、必要な動きや音声を確認します。元ファイルは残し、加工したコピーと分けます。
ZIP、写真・動画、移行先の順に確かめる方法は、Google Takeoutの写真が全部あるか確認する手順にまとめています。
うまく切り分けられない場合
元の写真と移行後のコピーを残し、どの画面のどの日時が違うのかを記録してください。一枚で原因を確認できるまでは、全件の書き換えを進めず、上のケース別の確認へ戻ります。
日付を直す前のチェックリスト
- 一覧の日付の列名を確認した
- ファイルの日付と、写真の撮影日時を分けて見た
- Googleフォト上で過去に日時を修正していないか確認した
- 時差のある値を、そのまま比較していない
- 修正が必要な写真と、並び順の変更で済む写真を分けた
- 元の画像、ZIP、付属JSONを残している
撮影日時が残っているなら、まず表示と並び順を整えます。修正は根拠のあるコピーから始め、情報が見つからない写真は未確定のまま保管してください。JSONによる全件復元や、サンプル外も含めた移行成功は保証できません。
出典を開く
- 確認日 https://support.google.com/accounts/answer/3024190?hl=ja
- 確認日 https://support.google.com/photos/answer/6128850?co=GENIE.Platform%3DDesktop&hl=ja
- 確認日 https://support.apple.com/ja-jp/guide/preview/prvw9c94f0a4/mac
- 確認日 https://learn.microsoft.com/en-us/windows/win32/properties/props-system-photo-datetaken